あなたは「人見知り」で悩んでいないでしょうか?
人見知りとは、人と話したいと思っていても自分から話しかけることが難しい状態、または人と会話するのが苦手な人のことを指します。
この記事では、昔極端なまでに人見知りだった僕が「そこそこ人見知り」になるまでに実践して効果があったと感じた方法を紹介しています。
今現在人見知りで悩んでいる方や、人との関わり方が難しいなと感じている方にピッタリな内容となっています。
清潔感
清潔感は人との関係性を良好に保つために最も重要と言っても過言ではありません。
清潔感=人に不快感を与えない、です。
清潔感を出すためにやることと言えば、顔を洗っている、ヒゲを剃っている(整えている)、髪はボサボサではない、服装はシワなどが入っておらずクリーンな印象である。このようなことが頭の中に思い浮かぶと思います。全く思い浮かばなかったあなたは、もしかしたら清潔感に欠けているかもしれません。
なぜ清潔感が重要なのか?それは、人は見た目で9割判断してしまうためです。その人の中身を知ることなく、見た目の印象だけで、この人は面白そう、頭が良さそう、仕事ができそう、性格が悪そう、危ないことをしそうなど、出会った瞬間に思い込んでしまいます。
そして、一度思い込んでしまったものを取り除くことは非常に難しい。かなりの時間と努力が必要になってきます。
また、目的によっても服装は変えるべきです。
目的とは、ビジネスの成功のための服装なのか、女性にモテるための服装なのか、はたまた友達とキャンプに行くための服装なのか。
大事な商談の場にヨレヨレの服装で臨む人はいないと思いますし、キャンプにもスーツを着て行ったりはしないですよね笑
よくTPOという言葉が使われますが、目的と場に合った服装ができていないと、目的が達成されることはありません。
自分には絶望的な
笑顔
次に重要だったのは、笑顔です。
なぜ笑顔が重要なのか?
答えはシンプルです。
見た目の印象が良いからです。
清潔感のときと同じ理由です。
人は見た目でその人の中身を決めつけてしまいます。
あなたは、仏頂面の人と笑顔の人、どちらに話しかけにいきたいでしょうか?
当然笑顔の人ですよね。
笑顔でいるだけで不思議と人は近寄ってきてくれます。
マクドナルドで0円でスマイルサービスを頼めたように、笑顔は今すぐにできます。あなたが笑顔を作るのにお金はかかりません。
これは実際に僕が経験した話ですが、高校生1年生の時、僕にはほとんど友達がいませんでした。
人見知りで自分から話しかけに行く勇気もなく、相手から来てもらえるのを待つだけでした。
しかし、いくら待っても誰も近寄ってきてくれません。
ある日、たまたま教室内でクラスメートと話す機会があり、談笑の中でついつい笑顔がこぼれていました。すると、それを境にだんだんと話しかけてくれる人が増え始めたのです。
このときの僕は当然びっくりし、なぜこのような状況が急に起きたのかわかりませんでした。
社会人になってから当時のことを思い返して理解できたのですが、やはり仏頂面の人のところには話しかけにいきにくいということが原因かなと思います。
上司の元へ相談にいく時に気にするのは、上司の機嫌です。それを判断するのは上司の表情。
上司の顔が緩んでいるときは諸々甘くなっているタイミングなので、それを見逃す手はありません笑
というわけで、自分から話しかけに行く勇気がない人は、笑顔に挑戦してみましょう。
そうすると、今までのあなたが仏頂面で過ごしていたことに気付かされると思います。
もちろん、誰もいないところでニヤニヤしていても人は遠ざかるばかりですので、仏頂面をやめるだけのつもりでまずは挑戦してみてください。
最低限の受け答え
あなたはこう思ったのではないでしょうか?
「最低限の受け答えってなんぞや?」と。
安心してください。わかりやすく説明していきたいと思います。
最低限の受け答えとは、相手からの問いかけにまっすぐに返せることです。
つまり、言い訳したり、話の論点をすり替えたりしないということです。
キャッチボールやパスと同じ要領でいきましょう。
相手が受け取れるように返すことが重要です。
それは、言葉を噛み砕いて簡単にすることだったり、端的に発言するだけだったりと人や状況によって様々です。
人見知りのあなたはきっとこのような状態のはず。
「どんなふうに返せば相手の気分を害さずに済むだろうか」と。
以前僕はこのような考え方にとらわれていたため、人との会話はとても苦手としていました。 (今でもそんな得意と言うわけではありませんが…)
「相手が怒ったらどうしよう?」「悲しませるようなことは言いたくないな…」「こんなこと言って変に思われないだろうか…?」
昔の僕は自分の発言を気にしすぎるあまり、何も喋れない状態でいたのです。喋ったとしてもゴテゴテに固めたよくわからない何かを人に返していたのです。
相手はあなたが思っているほどあなたの発言の内容を気にしていません。
ビジネスの場でならともかく、ただの友人関係のような場での会話はほとんど中身がなかったりします。相手はあなたとその場の空気を楽しみたいだけです。深く考えずに発言しても何ら問題ないのです。
ただし、相手が傷つくようなことは言ってはなりません。「まっすぐに返すこと」と「言いたいことを言うだけ」なのは全く別物です。
相手の発言や気持ちを大切にしようとするあなたは真面目でとても優しい人です。
しかしそれと同時に、あなたは自分を守りすぎる人でもある。守りすぎるがゆえに臆病になってしまい、話すことができないのです。
すぐには治りません。僕もそうでしたので。今でも初対面の人と話すときは頭で色々考えてしまいます。焦らず時間をかけて慣れていきましょう。
まずは、言い訳せず、まっすぐに返答しましょう。わかりやすく、ストレートに返す。よく、会話はキャッチボールと言われますが、相手の正面にわかりやすく投げたほうがボールを取りやすいのと同じで、相手が受け取れるように投げてあげることが大事です。
面白い話ができなくとも、まっすぐに返せるだけで相手からは好印象を持ってもらえます。
相手の話を聴く
先程のまっすぐ返すに通ずることです。
相手にまっすぐ返すためには、相手の話を聴いていなければできません。
あなたは人の話を聴いているでしょうか?もしかすると蔑ろにしていることも多いのではないでしょうか?
人はとても敏感な生き物です。自分の話を聴いてくれているのかどうかはすぐに察知してしまいます。
話をきちんと聴いているという姿勢を見せるために重要なことは下記の3つです。
- 適度な相づち
- 目線
- まっすぐな返答
これらを実践できれば、真剣な態度で話を聴いているということは伝わるはずです。
それぞれ解説していきたいと思います。
適度な相づちは、会話のリズムを保ってくれます。なおかつ、相手が喋っているときのリアクションとなるものです。人は喋っているとき、リアクションがないと不安になってしまいます。
相手に気持ちよく喋ってもらうためにも、適度な相づちは重要となってくるのです。
次に、目線についてです。
あなたは、相手と話すとき、相手の目を見て会話をしているでしょうか?
きっとできていませんよね?
過去の僕もそうでした。
人の目が怖いため、相手の目を見ながら話すどころか、相手が喋っているときに目を見るのすら恐怖でした。
おそらく、人見知りにとって最もハードルが高いのが、この「目を見る」ということです。
しかし、目線は超がつくほど重要なんです。
「目は口ほどにものを言う」ということわざがあるように、目から自分の意志や感情を伝えることは可能なのです。
つまり、ちゃんと話を聴いているということを目から伝えるのです。
正直に言うと、僕もまだ完璧には相手の目を見て話すことはできません。
今でも会話の最中に目線を外すことはよくあります。
でもそれで良いんです。会話の間中ずっと相手の目を見ることを目標として頑張っていたら、それを全く達成できない自分のことが嫌いになってしまいます。
少しずつ目を合わせる回数を増やしていけばいいのです。
最後は、すでにお伝えした「まっすぐに返す」ことです。
あなたの言葉をゴテゴテに塗り固めたり、言い訳などする必要はありません。難しい言葉もなくて大丈夫です。なんならあなたの意見もなくても大丈夫です。
「わかる!」「つらかったね」「めっちゃおもろい!」こんなことばで良いのです。
相手が求めているものをあなたの言葉で返してあげるだけなんです。
これら3つのことを実践していけば、あなたが相手の話を傾聴しているという姿勢は十分に伝わるはずです。
人間は誰かに話を聴いてもらいたい寂しがりやさんであることを覚えておいてください。それだけであなたの人見知りを治すための練習になる人が集まってくると思います。
感謝の言葉
あなたは感謝をしていますか?はたまた感謝をしたことがありますか?
心のなかで感謝をしている人は多いかもしれません。
しかし、言葉に出すと恥ずかしいのか、面と向かって感謝の言葉を伝えている人は案外少ないように思います。
最後に伝える重要なことは、感謝の言葉を相手に伝えることです。
なぜ感謝の言葉を伝えることが、人見知りを治すために必要なのでしょうか?
それは、「ありがとう」と言われたら誰だって嬉しいからです。
言葉にされないと相手がどのように思っているのかはわかりません。
誰も人の心を覗き見ることはできないのです。
言葉にして始めて伝わるものがあるということを理解しておきましょう。
しかし、いきなり感謝を伝えろと言われても気恥ずかしさが勝ってなかなか言えないのではないでしょうか?
身もふたもないことを言ってしまえば、慣れてしまうしかありません笑
かといって、それではいつまでたっても感謝を伝えることはできるようにならないと思いますので、僕が慣れるために行ったマル秘技をお伝えします!
それは、どんな小さなことにも「ありがとう」と伝えること。
例えば、ドアを開けてもらったとき。道を譲ってもらったとき。ご飯を作ってくれたとき。洗濯物を干してくれたとき。一緒に過ごしてくれたとき。
「ありがとう」は、何にでも使える超万能な言葉です。
僕たちは小さい頃から、「ありがとう」を伝えるように教え込まれてきています。
保育園、小学校、中学校、高校など、これまで受けてきた教育機関の中でずっと言われ続けていることです。
しかし、それでも言えなくなってしまうのです。
それは、相手に対する甘えが原因なのではないでしょうか?してもらうことが当たり前になると、人は感謝の心を忘れてしまいます。
感謝の心は人と人とをつなぐ大切なものです。感謝の心を忘れてしまった人からはどんどん人が遠ざかっていき、果ては過去の僕のように何もできない人見知りになってしまうわけです。
この記事を読んでいるあなたは過去の僕のような過ちは犯さないように気をつけてみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
人見知りの僕が実際に試してきて効果的だったと思うものをまとめてみました。
人によって、できていることや苦手とすることは違うと思いますので、焦らず1つずつ挑戦してみてください。
どれか1つ変わるだけでも自信が身につきます。自信こそが人見知りを克服するために必要なものです。今回紹介したものどれでもいいので取り組んでみてください。明日からのあなたが違ってくるはずです。
どれから取り組めばいいか分からない方は、まず清潔感を出すところから始めてみてください。
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